通院の反省 病院選びについて(飼い主の場合)
薫さんはさえずりが上手になってきたが、一定のタイミングでさえずりとは違う感じのパチっとした音が入る。時たまくしゃみもするし、心配なのが食後しゃっくりのような動きをしていることがある。あとあいかわらず開口呼吸をする。
前回お墨付きをもらったものの、パチパチ音は鼻が詰まっているのではという音だし、飼育書にはくしゃみは感冒ですと書いてあるし、しゃっくりに至っては「文鳥は横隔膜がないのでふつうしゃっくりはしません」とか「こういう動きをした3日後に死んでしまいました」とコメントがついた動画の動きにそっくりだったりして、もう心配でたまらず、今回は小鳥専門の病院に電話を掛けた。
症状と健診の内容を説明すると、もしかして呼吸器系になにかあるのであれば、レントゲンを撮ったほうがいいかもしれない。まだ小さいので、早いほうがいいでしょうとのこと。
でも小鳥専門の病院って予約埋まりやすいんですね…。コロナウイルス対策で予約も限られているということもあり、しばらく先しか開いていないらしい。
そこで悪い気はしたけど、専門の病院でこういう風に言われたということを伝えていつもの病院で診てもらうことにしたが、やっぱり健康という判断だった。
具合の悪い子は上記のような症状がずっと続くが、薫さんは食後や水浴びの後だけ等決まったタイミングのみであり、それは特に異常ではなく普通のことだそうだ。健康にもかかわらず必要以上の検査をするのは小鳥に負担が大きいため、お勧めはしないとのこと。なるほど…。完全に一理ある…。じゃあ健康なのか…健康なんだな?
健康ならそれに越したことはないのだけれど、
・そのう検査と糞便検査はデフォルトだと思っていたがなかった(本当にデフォルトかどうかは知らない)
・診察室で特に元気にふるまう子もいると聞いているため、触診と視診中心で大丈夫なのかわからなかった
・飼い主に小鳥の飼育経験ほぼなし
・ネットや飼育書の情報をみて不安になっていた
という状況で病院を信頼しきれなかったのが一連の通院騒ぎの原因だった。鳥飼い初心者で心配性なのであれば、はじめから、もしくは心配事があった時から鳥専門病院にかかっておくべきだったと反省。
先生も完全に健康ですと太鼓判をおした子の飼い主が異常に心配してると思われたんだとおもうが、こちらも小鳥の「普通の」状態が分からず心配だったところ、まあ色々あって一瞬診察室がピリッとした雰囲気になってしまった。気まずいのでもう行かないであろう…。
少し苦い思い出だが薫さんを心配して病院に行ったことは間違ってないと思うのでよしという事にする。
傍から見ると心配性の素人が病院に文句を言っている図でありお恥ずかしいのだが、ネットでは症状を索引として調べて疾患の予測をすることはできても、その症状が通常の範囲内なのか、それとも良くない状態なのかまで分からない。同じように心配になっている飼い主さんがいらっしゃったら何かの参考になればと思い記事にすることにした。
いや~~お恥ずかしい~~~(でも私の愛情は間違ってない~~~)
先生の説明には納得したので何もなければ次の健診まで通院はしないが、相変わらずさえずりの時の音が聞こえるたびに心配しています~~~~。
初めて乳幼児の世話をする人とか心配で押しつぶされませんか?大丈夫です??あ、保健師さんに相談できる…なるほど。
小鳥の健康についての相談窓口とかどこかにありません???
お迎え34日目 初めての爪切り
3歳くらいまで爪切りの必要はないという記述を読んだことがあるけど(3歳だったかどうかは曖昧)、放鳥のときに爪が伸びすぎなのでは?と気になっていた。
カーペットの上など柔らかい地面にいる時は気にならないが、机やフローリングの上にいると、特に親指の爪がものすごく余っていて歩きにくそうに見える。余っているので指ごとぐりっと横向きになったまま踏ん張っている時がある。これは大丈夫なの…?
あと自分で爪をガジガジと噛んでいることがある。
手に乗せている間は相変わらず指の隙間に突進・後退・飼い主の指をかじるローテーションを繰り返しているが、「あれっ、ガジガジする動きをしているのに痛くないぞ…」と思ったら薫さんが自分の爪をカミカミしている。もしかすると親指以外の爪はこれである程度長さを調整できているのかもしれない。
色々読んでみると、何かに引っ掛かりさえしなければ伸ばしたままでも危険はないような感じを受けたものの、若いうちから保定しておいたほうが後々良いだろうということだった。確かに。
嫌われそうだなあ、うまく保定できるかわからないし、出血させたらいやだなあと思っていたが、思い切って親指の爪だけ切ってみることにした。
皆さんにとっての爪切りでの一番の難関はどれなんだろうか。
私は保定しつつ、指で足(爪)をピッとつまんで切りやすく固定するのが一番難しかった。
保定自体ははじめはバサバサしていたものの、途中で観念したのかじっとしてくれていた。
他の人に手伝ってもらえたら良いが、同居人もいないので片手で保定しっつつ、狙っている親指の爪だけ摘まみたいのだが、ほかの指と重なっている。力を入れたら折れるんじゃないかととても怖かった。足はほとんど動かなかったので結局じっとしてくれている間にサッと切ってしまった(後から考えるとこっちのほうが怖い。もし急に暴れたら深爪してしまう。反省)。
びっくりしたらしく珍しく、爪切り後はバサバサ飛んでいた。にも関わらず手のひらを差し出すと乗ってきてくれて胸がキュンとしました…大事にします…。
(当日の夕方、止まり木に血の跡がついていて血の気が引きました…。少し深爪してしまっていたらしい。結構余裕をもって切ったつもりだったけど、もっと長めに切らないとだめだった。ウアー申し訳ない!次はもっとうまくやります!!)
お迎え24日目~ 手からシードを食べる
毎日ケージの外から粟穂を差し出しては「かわいいかわいい」と言っています。
今日の内容とは一切関係ない可愛いだけの写真(近くで撮るとびっくりさせてしまうので遠くから撮ったやつ)
ところで前々から「ケージの外から餌を一粒つまんであげていると慣れてくれる」というやつが理解できなかったんですよ。あんな小さいシードをつまんで食べてくれるなんてその時点でかなり慣れてるじゃないですか。要するに指に挟まってるシードを食べてもらうってことですよね?そんなんほぼ手乗りじゃないですか???そもそも近づいてきてくれない飼い主はどうしたらいいんですか???
と思っていたが、先日粟穂の塊なら食べてくれるようになったので、つまんだ餌を食べてもらうタスクにチャレンジしてみた。
最近シードから完全ペレットに切り替えたので(粟穂を食べてくれるようになったのもこの要因が大きいのではないかと思っている。人間が見てもシードと粟穂のほうが美味しそうだし、ペレットに飽き飽きしていたのかもしれない)、もしかしたら「指怖い<シード食べたい}になるかもしれない。
カナリーシードをつまんでケージの外から金網に指を押し付ける感じで待機していたら、なんとこれも食べてくれた…どうしたの薫さん、急にデレちゃって…(実際はつまんだ粟穂を食べてくれた日から毎日チャレンジしていたので3日間くらいためらった末に歩み寄ってくれた。薫さんありがとう)。
しかしこれ、粟穂よりも距離が近い分とてもかわいい。指先にくちばしが直接触れるので触れ合っている気分になれる。実際はシード食べたさのあまり必死の決意で啄んでいるのかもしれないが、飼い主はケージの外で勝手に尊さに打ち震えている。
なんとこの日は夜の放鳥時に手のひらに乗せたシードも食べてくれるようになった。薫さんは手に乗っていない。床からすごい頑張って首を伸ばして手のひらに触れないようにして食べている。それでも嬉しい。かわいい。
一瞬だけ指先に薫さんの爪の先がかかった。感動(踏まれただけだぞ)。
シードを探してウロウロしているうちに胡坐をかいているひざ、膝に…乗っ…
私明日死ぬのでは?
あまりに嬉しくてシードも粟穂もホイホイあげてしまった。反省。
お迎え23日目 生後3か月、はじめての水浴び
そろそろ生後3ヶ月(多分)になろうというのに、薫さんはうちに来たときから一度も水浴びをしていない。元いたペットショップでは水浴びの機会はなかったと思うので、生まれて3ヶ月、風呂に入っていないことになる。
外付けバードバスはすでに一週間以上いケージに設置してあり、とりあえず毎日水を替えている(ちなみにケージに取り付けるときは毎回硬直している)。
うちの子が楽しく水浴びしているところが見たいというのはもちろんだが、文鳥は水浴びが好きな性質だというし、水浴びできるようになったらきっとQOLが急上昇することだろう。
よし、エゴじゃない。慣れてもらおう。
そこで放鳥時にそっとバードバスを控えさせておくことにした。(外付けの状態だと、そもそも興味がないのにわざわざケージの床に降りて中に入らないといけないため、ハードルが高いのではと推測した)
反応は悪くない…悪くないが、水飲み場だと思われているらしく、首を伸ばして水を飲んで退散してしまった。
まあ初めからうまく行くとは思っていないので、その後も続けてみた。天気のいい日に水面がキラキラしているのに興味を持って水浴びを始める子や他の文鳥が水浴びしているのを見て真似する子もいるらしい。
他の文鳥の水浴び動画は怖がりそうだったので、天気のいい日を狙うことにした。
体重測定後、キャリーに入ったまま日当たりのいいところに連れていき、バードバスを設置してキャリーの蓋を開けて様子を見る。
うーん、進歩なし。何日か試しても同じ結果だったので指で水をパシャパシャしてアピールしてみたが、引かれてしまった。
バードバスから水は飲んでくれるので怖がってはいないようだから、水を浴びるという行為がピンと来ていないだけなのかもしれない。
この方法は怖がらせる気がして却下していたのだが、霧吹きで水をかけてみることにした。よその飼い主さんが試しておられたのだが、恥ずかしながら飼い主と薫さんはたいして信頼関係を築けていないので嫌われるのではないかと思って避けていたのだ。でもノズルを上に向けて噴射して、ミストを浴びるような感じで水を感じてもらえばそんなに嫌われる要素はない気がする。もしかすると水気持ちいい!と覚醒するかもしれない。
キャリーとバードバスをセッティングして、そっと霧吹きを取り出した(めちゃくちゃ気を遣ってそっと動いている)。まだ怖がってない。ノズルを上に…あ、いや、君に向けてる訳じゃないから落ち着いてください。勢いよく出ませんように〜〜〜
あ、大丈夫そう。
何回か続けていたら羽がしっとりしてきたのかブルブルしてる。特に嫌がってない。うん、霧吹きは悪くないのでは?
これ本当に悪くなかった。
何日か続けていたら、キャリーからついにバードバスにはいって…水浴びしました!!!やったじゃん薫さん!!!!
この日に限って蓋をつけてなかったのでビッシャビシャの床。
この日は夕方、ケージに外付けした状態のバードバスを使って2回目の水浴びをしていた。初お風呂ですからね。
薫さんも快適、飼い主もホクホクで両者幸せな水浴び。よかった。
お迎え19日目~ 体重測定と手に慣れてもらう練習
体重を測ることにした。
体調不良を隠しがちな小鳥の健康管理には、毎日の体重測定が望ましいというのは知ってはいた。でも飼い主から薫さんに接触する手段は部屋を暗くして捕まえるやり方だけなので、それをすると余計警戒され、しまいには嫌われるかもしれない。ヤフー知恵袋でもとにかく文鳥の嫌がることはせず、節度をもって話しかけたり歌を歌ってあげたりしているうちに慣れてくれますよと書いてあったし、待つしかない…。
と思っていたが、病院の先生に体重測定をすすめられたときに「でも触らせてもらえないので難しいです」と言ったら、成鳥になる前に手に慣れてもらったほうがいいよ、暗くして優しく捕まえてそっとナデナデしたりおやつをあげていたらだんだん手に慣れてくるよ、ガシッと掴むから手を怖がるんだよ、とアドバイスをもらった。
正直このやり方がまさにヤフー知恵袋でダメ出しされていたのを読んでいたこともあり、本当か~~~~~???という気持ちはあったのだが、体重は測りたいし正直この時期は待っていれば近づいてきてくれるようになると思えなかったし、そりゃ慣れてもらえたら大変嬉しいので、やってみることにした。
前にも書いたがうちのリビングはあまり暗くならないので、場所を変えないといけない。
・廊下にキャリーとケージとキッチンスケールを移動
・カーテンを閉める
・電気のスイッチの近くに陣取る
・おやつ(粟穂)を用意
そっと捕まえる…あっ難しい。文鳥、暗くても意外と逃げ回る。
うん、めちゃくちゃカミカミされる。
カミカミされるけど粟穂はがっつり食べている。ついでにしつこくない程度にナデナデさせてもらい、キッチンスケールに入れて体重測定(だいたい22.5g~23.5g)。
その間にケージを掃除し、掃除機をかけてまた廊下に戻ってきて、暗くして捕まえてナデナデしてキャリーに戻し、廊下に飛び散った粟穂を掃除する(工数多い~~~~~)。
吉と出るか凶と出るかさっぱり分からないが、カミカミされてはいても薫さんと触れ合えるのはとても嬉しい。文鳥柔らかくて暖かい…。カミカミすら感動する(普段どんだけ触れ合ってへんねん)。
また、しょうもない話だが飼い主は子供のころ指の皮をむく癖があって親指と人差し指の皮が分厚く発達している。その甲斐あってカミカミされてもそこまで痛くない。
お迎え7日目~ 手を警戒する文鳥と手乗りにしたい飼い主
相変わらず警戒されている。
フン切り網を引き出す時は大暴れするし、相変わらず餌を交換するときは硬直しており、「ハイすぐですよ!すぐ終わりますからね!」という気持ちでサッと作業している。
お迎えしてまだ一週間も経っていないし、何より先日通院の際にすったもんだしてしまったのが後を引いているのかもしれない。しかし元々手乗りだったということだし、小鳥を飼うのであれば手乗りに憧れるものではないでしょうか。
そういう訳で色々調べてみた。スマホの検索履歴が「荒鳥 手乗り」「文鳥 挿し餌 慣れない」「文鳥 手 怖がる」とかで埋まりました。必死か。
ネットで調べて出てくるのは挿し餌から育てた飼い主さんの体験が多い。そのほか「手乗りじゃないって書いてあったのにお迎えしてすぐに手に乗ってくれました。こんなにベタ慣れしてくれて不安です♪」みたいなYahoo知恵袋の投稿がサジェストされて無の心でページを繰ることしばらく、いくつかの記載を読んだ。具体的な記述内容まではまとめてなかったので、だいたいこんな内容が多かったな~というのをまとめるとこんな感じだったと思う。
・挿し餌から育てていない子はなつきません。一度お迎えした以上、手乗りにならなくても責任もって育ててください。(断言した上に説教かい。荒鳥からなつく事例もあるのでパス)
・荒鳥さんをお迎えして1年かけて、ベタ慣れの手乗りにした友人がいます。文鳥さんの嫌なことはせず、毎日やさしく話しかけていれば気持ちは伝わります。頑張って!(その友人よ、投稿してくれ)
・生後半年くらいで学習期が終わるので、その間に手に慣れさせたほうがいい。
・毎日優しく話しかけたり優しく歌ったりしているうちに警戒を解いてくれる。
・ケージの外から餌をつまんであげたり、手のひらに好きな餌をのせて、近づいてくるのを待つ。
とにかく話しかける、餌で釣るが有効らしい。
最初から手に乗るのはハードルが高いから、エサ入れに止まれるような感じでケージ入り口付近でスタンバイすることにした。朝一番で餌かごをはずし、空腹の文鳥にエサ入れを持った手を差し出して待機すること30分…全然だめでした。
1回くらいは奥の止まり木から手前に降りてくるけれど、すぐに奥に引っ込んで手元を凝視したり知らん顔で羽繕いしたりする。
うーん困った。
翌日、カナリーシードを一粒指に乗せて、ケージの中に入れすぎず遠すぎずの感じでそっと差し出して待機すること30分…。
なんとなく近寄ろうとはしているけど完全に警戒している。
一週間くらい頑張ってみたけど相変わらずだめだった。
急に知らん家に連れてこられて緊張している薫さんに無理を強いているのはこちらだしな…
今はとにかくケージの中は安心して過ごせる場所だと思ってもらうのが先決なのかもな…
(ちょうどこの期間、ペレットへの切り替えやバナナ水入れの導入なんかもやっていて落ち着かなかったと思う)
といろいろ考えていたところ、手乗りチャレンジ一週間目、入れた手にびっくりして外に飛び出してしまったという事があった。その日は雨で空がどんよりしていたので、電気を消して固まっているところにタオルを被せて捕まえ、ケージに戻ってもらった。
勝手な話ではあるが、毎日フラれている気分になっていたところに改めて警戒されているという事実を突きつけられ、少し落ち込んでしまった。
それまでは餌をもって待機している手に近づいてきてくれなくても「今日は無理かー、じゃあまた今度な!」みたいな声をかけて引き下がっていたが、この日はすごすごと無言で引き下がり、いい大人がふて寝までした。
アホのようだがガチである。
これ以上体重を減らさないようにと言われていることもあり、あまり空腹の時間が長くなるのも心配で(という大人な意見を建前として)、手乗りチャレンジは一週間でとりあえず保留にすることにした。
(いや~~~こういうメンタルのときに「お迎えしてすぐ手に乗ってくれたなんて、飼い主さんの優しい心が伝わったんですね!」みたいな知恵袋コメント読んでくさくさしてしまうの良くないですね~~~~~~)
こちらのブログが分かりやすく、その後も大変参考になりました。
手乗りくずれ文鳥、お迎え9日目-ケージ内限定手乗りへ- | piyocom