ある文鳥の生活

シナモン文鳥、2020.4月生まれ(多分オス)。ほかの飼い主さんのブログがとても参考になったので、記録もかねてブログを作りました。

お迎え5日目~ 設備をそろえる

HOEI手乗りに元々ついていた設備しかなかったので、いくつか家具を新調した。

必要になりそうだなと思って買ったのはこんな感じ。

 

・バナナ水入れ

・外付けバードバス

・止まり木(放鳥時用)

・ブランコ

・おやすみカバー

・温湿度計

 

 

①バナナ水入れ

今使っている水入れ(ケージについていたやつ)は箱型なので、飛んできた餌が簡単に入ってしまう。餌が入りにくいことと、フォローしている文鳥飼いさんたちがバナナ水入れを使われていることもあり導入。

 

→めちゃくちゃビビられたので、はじめは遠いところに設置したりして数日かけて慣れてもらった。

設置するときは飲み口を指で押さえて細くし、金網を強めに固定して押し込まないとケージがガコッと揺れるのでちょっと気を遣う(今は飼い主も文鳥も慣れました)。

 

あと設置場所が難しい。止まり木から飲みやすいところが良いと書いてあったが、どこだ…。うちの止まり木はHOEI手乗りにデフォルトでついてきていたものなので、止まり木からアクセスできる場所が2か所しかない。

そのうち1か所は餌箱に近い。こんな感じで設置することになる。(↓)

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餌を食べている薫さんのおしりが完全にバナナ水入れの上に乗る。しかも餌が入る。いや、あかんやろ。却下。

 

試行錯誤しているうちに怖がらなくなり、バナナから水を飲んでくれるようになったので、奥の止まり木の後ろに設置することにした(はじめてバナナから水を飲んでくれたのを目撃した時に声を上げてビビられました)。

が、それだと結局おしりが乗ることになることに気づき、最終的に奥の止まり木の前に落ち着く。

 

ほんとに皆さんどの辺に設置されているので????

 

(ケージの端から端までつながっている止まり木のほうが良いのかもしれない。後々導入を検討しよう…)

 

 

②外付けバードバス

③止まり木

④ブランコ

初めて見る家具は怖がるということが分かったので、数日は視界に入りそうなところに置いておくだけにした。

他の二つはともかく、水浴びはしたいよね、ということで早めに設置。怖がりはしないけど使う気配はない。

 

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④おやすみカバー

届いた日に使ってみたけど、被せるときにめっちゃくちゃビビる。なんだ…今までの黒いシーツと何がそんなに違うんだ。真っ暗になるのが怖いんだろうか。まあ怖いよね。

とはいえ全部閉じるとさすがにおとなしくしてくれた。

ちなみに慣れて暴れなくなるまで一週間以上かかった。

 

 

⑤温湿度計

これはケージの外に設置するから大丈夫!唯一安心して使えた。ありがとう温湿度計!

最高・最低が記録できるやつにした。

 

 

さては薫さん、相当怖がりやな?

というより、思っていた以上に、文鳥は初めて見るものを怖がる生き物らしい。全然怖がらない子もいるそうなので個体差なんだろうけれど、新しい家具を警戒して近づいてこないという話も結構見るので、よくあることなのだろう。

家に来て間がない時期にいろいろ新しいものを入れすぎたかな?と反省するが、薫さんは雛換羽進行中でおそらく生後3か月くらい(多分)、今後必要になりそうなものは早めに慣れてほしいなという気持ちもある。

 

 

お迎え3日目 健康診断と開口呼吸 不安な飼い主

前回キャリーへの移動方法をいろいろ調べたものの、結論から言うとケージの中で追いかけっこすることになってしまった。リビングはカーテンを閉めても完全に真っ暗にならないので、なんとなく薄暗い中、初めて見るタオルに迫られてさぞビビったことだろう。すまぬ…。

ちなみに、ケージを覆っているバスタオルでキャリーをくるんでリュックサックに入れ、抱えて連れて行った。

 

健診の結果、体重22グラムでやや小柄ではあるけれど、そのうにガスも溜まっていないし、キャリーの中でしていたフンも正常だし健康だろうとのこと。

良かった良かった。

 

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けど、日中ものすごくおとなしい。

午前中は歌の練習をしたり、あとなぜか夜も元気よく止まり木の間を移動したりしているが、午後は↑のような感じで昼寝している(かわいい)。こんなものなんだろうか。小鳥の普通が分からん。

 

そして気になるのが、口を開けてじっとしている時があること。まだそんなに暑くないんだけど、なんだろう。エアコンをつけてもあんまり変わらないから、暑いから口を開けているわけじゃない気がする。

開口呼吸は良くない兆候のことがあると聞いていたけど、本当に具合が悪くて口を開けているならずっと開けているらしい。たまにであれば大丈夫なんだろうけれど正直かなり心配である。

 

ペレットも導入したし、どうか健康に育っておくれ…。

お迎え2日目 ハラハラする飼い主(配置、通院)

かけておいたシーツをめくったら生きてて安心した朝。

 

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餌もついばんでるし、水も飲んでいるようでひとまず安心した。

 

とはいえ心配事はめちゃくちゃある。

 

そもそもケージ内の配置がこれでいいのか全然わからない。一応餌箱と水入れにアクセスはできてるけど、上の写真なんか止まり木から食べるのを想定していたのに餌箱に止まって食べてるし(あとで止まり木の場所を上のほうに直した)、止まり木から下に降りて水入れに行くのがスムーズにできていない気がする。

水入れはちゃんと足場があるのに、そこは使わず縁につかまって飲む。高低差すごくない?縁から水面まで。大丈夫なん?

 

そして自宅はキッチンとリビングが続いていて遮るものがない。いまはタオルをかけているからとりあえず目隠しだけにはなっているけど、今後大丈夫なのか心配。放鳥したときに飛んでいかないようにしなければ…。テフロン加工のフライパンを使って出る何かが良くないという記述もどこかで見たけどテフロン排除は辛い。

 

今のところ最大の不安が通院時のキャリー移動。

焼け石に水ではあるが、キャリーを視界に入るところに安置している(写真奥のピンクのやつ)。

 

そう、お迎えしたら早めに健康診断したほうが良いと聞いて、お迎え前に予約を入れておいた。元いたお店は大変失礼ながら、健康状況に気を使った環境ではなかったように思うので、異常がないことを確認しておきたい。

小鳥専門病院がいいと聞いており、評判のいい病院が近くにあるのだけれど、なんと平日のみの営業だった。あとは人気過ぎて予約がだいぶん先になるところ、移動に1時間近くかかるところ…。お迎えしたばかりで慣れない環境にいる小さい子を連れていくのも負担だろうに、移動に時間をかけて大丈夫なんだろうか。車なんて当然持ってないし。

 

悩んだ末に、主に犬猫だけどエキゾチックアニマルも対応できるお医者さんがいるところにした。そこまで遠くない。

(後々、最初から専門病院にしておくべきだったと反省する)

 

 

病院が決まったのはいいとして、キャリーに入ってくれるだろうか。

 

 

そう、「手乗り よく慣れています」という触れ込みでお店にいた子ではあるが、めっちゃくちゃ手にビビっている。

扉に手をかけると硬直するし、餌の取り換え時は細くなるし、モタモタしていると暴れそうな雰囲気を出す。とてもじゃないけれど手を近づけられる雰囲気ではない。もちろんお近付きになりたいけど、初めの数日はそっとしておくべしと予習しているので遠巻きに見ている。ちなみに、指先を近づけると威嚇されていると思って怖がるから、ケージに手を入れるときは指を下に向けて敵意のないことを示すべしというのも予習した。指≒クチバシらしい。なるほど。

 

ネットで調べたところ、最後の手段として

・部屋を暗くして捕まえる

・タオルを被せて捕まえる(手でつかむと手を怖いものだと思ってしまうから)

というのが提案されていた。最後の手段しかとるべき手がないので、部屋を暗くしたうえでタオルで捕まえる方針で行こうと思う。けがをさせないか心配…。

 

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一日中シュッとしている。

ぐぜりらしき声が聞こえたので、オスだろうか。ちなみに名前は、文鳥飼いの友達に報告がてら「まだ性別分からんねん」と話しているうちに男女どちらでも行ける名前に決めた。今日から君は薫さんだ。

 

これからよろしくお願いします

あれからいくつかのお店に確認したところ、やっぱりどこもシーズン終了で、挿し餌の子ならちょっとだけいるとかそんな状況だった。いや、挿し餌は無理なんや。

 

近所のお店の子はな~~~~~お店の衛生状態よくなさそうだし(Googleマップのレビューで散々言われていた)、体小さいから病気だったらどうしよう、できれば桜文鳥って思ってたんだけどな~~~~~秋のお迎えはいろいろあって避けたいし、次は来年の春か~~~~~

 

ていうかあの子もこの時期に挿し餌卒業済でちょっと高めで、この後引き取り手は見つかるんだろうか?シナモンは人気ですぐに貰われていくんだったらいいけど…

こないだ見たの土曜日の朝一番だったから、もう売れてるとは思うけど、電話してみてもしまだ居たらうちで引き取ろうかな…

 

あ、まだいます?今日行きます。

 

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うちの子になりました。

まだ最低限の設備しかないけど…これからよろしくお願いします。

 

 

他の飼い主さんもおっしゃってますが、箱に入れて家まで連れて帰る間本当に気が気じゃないですね。

鳥かごもお店で買ってきたので、文鳥にちょっと箱で待機してもらっている間になんとか組み立てて(意外とガショッと押し込む方式だった)、これとこれがあれば大丈夫と言われた餌と水入れ・エサ入れをとりつけて、風景が違うと怖がるから慣れるまでは前だけ開けて布をかぶせてやってと言われたとおりにして、

 

あとは箱から出てきてくれるか心配だったけど大丈夫だった。

 

いや、ちっさ…

細…

 

緊張してるっぽいけど、とりあえず餌つまんでくれたから大丈夫か…?水入れの存在をまだ認識してないみたいだけど、夕方まで店で普通に過ごしてたからとりあえず今日は大丈夫かな…

 

写真のバスタオルの前をおろして、その上から黒っぽいシーツカバーをかけて消灯。
(生きてるか不安で翌朝早起きした)

文鳥をお迎えするショップを探す

実は前から気になっている小鳥専門店さんがあった。
国分寺ピッコリアニマーリさんという(もちろんインスタはフォローしている)。

 

検査してから引き渡しのため、文鳥は挿し餌卒業した子だけの引き渡しになるというのが良かった。挿し餌から育てたい人が多い中(当社比)、引き渡し時期も遅くなるし値段も高くなるのに、こういう対応をされているのは小鳥に対する愛情が深いように思う。あと写真に出てくるすべての小鳥がかわいいし店内も清潔そう。
何より完全在宅勤務ではないので挿し餌の子を育てるのは無理だ。ちょうどいい。ここのお店だったら挿し餌から育てなくてもひとの手によく慣れてそう。ええやん。

 

だからお迎えするならそちらに伺おうと思っていたのだけれど、コロナウイルス感染拡大で仕事がバタバタしていたのと、感染が落ち着くまでお店の営業を縮小されている間に文鳥のシーズンが終わってしまった。

 

秋まで待つ手もあったが、年末は毎年親の顔を見に行っている。普段あまり行き来できないのでその予定はパスしづらい。そして秋にお迎えした子を2,3か月のうちにホテルに預けるのもお留守番させるのも不憫だ。

 

実は家の近所に動物専門のペットショップがある。古い商店街にお店があり、雛は2,3羽まとめてプラスチックの小さいケースに入っており、少し成長した子が入っている年ケージはそんなにきれいじゃない、まあなんていうか昔のペットショップという感じのお店。ここからお迎えすることはないかなあと思いつつ、文鳥さんもいるので近くにきたらいつも立ち寄ることにしていた。

 

そうして6月に入ってからふとお店の前を通ったら、あれ、なんか偶然ちょうどいい感じの子が…。

 

プラケースの雛とは別のケージに入ってるから、多分一人で餌を食べられるのかな?

「手乗り文鳥 よく慣れています」って書いてある。

「シナモン文鳥 9000円」桜にあこがれてたんだけどな…そして高めのお値段だな。

よく動いてて元気そうだけど、フンがこびりついたフン切り網をめっちゃガジガジしてる。掃除!あとよく見る文鳥さんの写真より小さい。

 

うーん、大丈夫なのか…?

 

とりあえず見送りました。

文鳥をお迎えしたくて悩む期間

動物を飼いたい。

 

仕事は安定していて、親とは離れた都内で一人暮らし。

マンションだけどそこまで狭くない。

結婚するつもりはないけど、相棒がほしい。

 

常々「家に生き物がいてほしい」と言ってきたものの、マンションは犬猫禁止。鳥か魚ならOK。友人にもいろいろ勧めてもらった。

 

「猫飼ってもばれないのでは?」

いや、あかんやろ…ばれたら引っ越しやんけ。

 

「爬虫類なら家汚れなさそう」

うん、爬虫類かわいいけどあの人ら虫食べるやん?この世で嫌いなものワースト3に虫がランクインしてるので無理です。

 

「熱帯魚とかどう?」

生き物がいてほしいとは言ったけど、ある程度コミュニケーションを取りたい。

 

 

選択肢としては小鳥しかなかったし、文鳥飼いさんのインスタやツイッターもフォローして日々癒されていた。でもなかなか思い切りがつかなかった。

理由と対応策はこんな感じ。

 

・一人暮らしがネック。飼い主が病気になったときや、鳥が具合を悪くして通院が必要な時にで対応できるのか?

→ある程度時間に融通のきく仕事だから、最大限何とかするしかない。最悪、文鳥の飼育に慣れており都内に住んでいる友人が、何かあったら声かけてと言ってくれている。

 

・家の掃除が少し大変になる。割とすっきり目の家に住んでおりそれが気に入っていた。ずぼらゆえ掃除と片付けが苦手。

→掃除しろとしか言いようがない。

 

・観葉植物がある。有毒のやつ(ポトスとモンステラ)。植物も好きだし鳥が来るまでの心の癒しだった。捨てられない。

→放鳥のときは玄関に持っていく。居間に戻すのを忘れても耐陰性があるからなんとかなる。

 

文鳥は個体差があれど7年くらい生きる子が多いらしい。7年後も安定した生活を提供できるだろうか。例えば海外に住むことになったりしないだろうか。不安。

→と思っていたけど、COVID-19の影響でしばらく海外はないだろうなあ。日本の検査は信頼されてないだろうし、アジア人とみて何のかんの行ってくる人は一定数いそう。

 

・仕事が忙しい時期にかまってやれるだろうか。不安。

→きつい時期は一時期だし、在宅勤務が導入されることになった。掃除と短時間の放鳥もできないほど忙しい仕事ではない。

 

文鳥は鳴き声が小さめとはいえ、案外響いて近所迷惑にならないだろうか。うちは防音がしっかりした最新のマンションではない。

→これはペットショップに行って確認してみた。文鳥の声量ならおそらく大丈夫(マンションのどこからか響いてくる子供の絶叫より大きいことはないと断言できる)。インコやオウムは苦情が出るかもしれないな…。ポテポテしてて大変かわいいけれど。

 

・子供のころに親にねだってインコを飼ってもらった。ちゃんとは覚えていないが、1か月もしないうちに、ある日巣からで出てこなくなり、死んでしまった。文鳥の飼育書も読んだけれど、鳥は具合が悪くなったらすぐに死んでしまうこともあるらしい。というか文鳥って小さすぎません?あんなに小さくて折れそうな生き物の健康を保つとか…こちとらズブのド素人なんですけど…。可愛がっていて突然死んでしまったら、そもそも寿命で死んでしまったら、ペットロスとやらに耐えられるだろうか。つらい。

→一番悩んだのも、最終的に飼おうと思ったのもこの点。

 

人間のパートナーだってそのうち死ぬうえにお世話が必要になる場合もある。

何より、お別れは辛いだろうけれど、長い人生のなかで小鳥と一緒に暮らした年月があったということは大事なものだと思う。

うまく言えないけど、祖父母は亡くなってしまったし悲しかったけど、だからといって祖父母と過ごした時間がはじめから無かったらよかったとは思わないし、たまに思い出して温かい気持ちになるような記憶は沢山あるほうが良いはず。

(蛇足ですが、最後はキレて別れた恋人もそのうち一部はなんとなく甘酸っぱい思い出になりますね)

仕事のほかは一人で完結する趣味に没頭するのも悪くなかったけど、しばらくその生活が続いて、自分以外の生き物に愛情を注ぎたいと思うようになった。不安なことも多いけどできる限り快適に暮らせるように頑張るし、おまえののおかげでいい人生だったと必ず言うから…

 

というわけで壮大な決意をしたので、文鳥を探しに行きます。